骨粗鬆症とビタミンK

女性に多い骨粗鬆症。

骨粗鬆症とは
●骨はカルシウムや線維などでできていますが、その量は年齢とともに減少します。そして骨の中身がスカスカになり、そに荷重がかかって骨折
したり、また骨折を起こしやすくなっている状態を骨粗鬆症といいます。

なぜ女性に多いのか?
●骨粗鬆症は女性、それも60歳以上の中高年婦人に多い病気です。もともと女性の骨の量が男性に比べて少ないことや、閉経にともない女性ホ
ルモンの分泌が減少することが大きく関係しています。女性には生理的な面で大きなハンディがあり、加えてカルシウム摂取不足など骨粗鬆症へ
の引き金になっています。
                            
ビタミンK
●天然にはビタミンK1(フィロキノン)とビタミンK2(ナメキノン)の二つに大別されますが、両者の働きはほぼ同じ力を持っています。ビタミンK1
は植物の葉緑体で造られ、緑黄色野菜や海草に多く含まれています。ビタミンK2はミルクや乳製品、肉、卵に多く含まれ、腸内細菌でも造られま
す。
 
ビタミンKの働き
●ビタミンKは血液凝固因子を活性化し、血液の凝固が正常に働くために必要な栄養素です。また骨の形成に深くかかわっている栄養素として注
目を集めていいます。骨に存在するたん白質のオステオカルシンが正常に働くためにビタミンKが必要であることがわかりました。ビタミンKの働き
で活性化され、カルシウムとの親和性がたかまり、骨が形成されています。中高年の女性では、活性化が不十分なオステオカルシンの比率が高く、
ビタミンKを投与すると活性化が促進することが報告されています。ビタミンKは骨の形成能に欠かせない栄養素であり、骨粗鬆症の予防に大き
な役割を担っていましす。

ビタミンKの欠乏                                                                                                                                                                                                                                                                             ●新生児に起こる消化管出血、頭蓋内出血はビタミンKの欠乏によって起こることが知られており、妊婦はビタミンKの豊富の食品を積極的に取る
ことが望まれます。通常の食生活から欠乏は認められませんが、造骨に働く作用を考えた場合はビタミンKの不足が起こっていると考えられます。

骨粗鬆症とビタミンK                                                                                                                                                                        ●骨の量は30歳代がピークで、それ以降年齢に応じて徐々に減少していきます。特に女性の場合閉経後急速に減少します。骨粗鬆症の治療薬
は開発されていますが、骨粗鬆症は治療が困難で、予防が大切であることが医学界の共通認識になっています。30歳代ピークになる骨量を増
やし、加齢による骨量の減少をなるべく抑えることが重要です。そのためには適度な運動や適切な栄養の摂取が勧められています。ビタミンKは
骨粗鬆症の治療薬として既に利用されており、造骨作用を持つ栄養素として予防面での効果が期待されてます。

クロレラ中のビタミンK 
●表のようにヤエヤマクロレラ100gには500μgほどのビタミンK1が含まれています。またクロレラを食べるとビタミンKの血中濃度が上がるこ
とが報告されています。このことからヤエヤマクロレラはビタミンKの補給に十分役に立つ食品ということができます。また、ボランティアの方にお
願いをして長期期間クラレラを食べた人と食べない人の骨密度を測定した結果、クロレラを食べた人に良い効果が得られたという報告がありました。

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